実はこんな風にして。
ハンドウォーマー。
え、これがハンドウォーマーか?と疑う向きもあるでしょうが、
……すみません、正直に言います。最初はただのスワッチだったんです。
フワットンの試し編みがしたかったの。
![]() やさしいモヘアのお花が咲きました。ふっかふかで心地良い触れ心地。やさしい風合いに愛らしい… |
画面上だと、青みを帯びた淡いピンクと、ちょっと濃いけどやはり青っぽい濃いめのピンク。
04のコスモスと06のストロベリー。とても洒落た色に見えました。
だが実際に届くとなー。
コスモスは、青みはまったくない、グレーがかったくすんだピンクで、
田舎のスーパーの女児コーナーのパジャマにあるような(なぜそこまで具体的(^_^;))野暮ったさ。
ストロベリーも画面と違って、ありがちな、“派手なピンク”でしかない感じ。
いやー、これは使わんなー。添え糸としては使えるかもしれないけど。
でもわたしは効果的な添え糸の使い方なんてよくわからんよ。
モヘアで細いし、安いし長いし、色展開も多いので、これが使いこなせたら、
けっこう良い結果を生むような気が(今でも)するのだが。
他の色も、画面では、キレイな珍しい色味だけどねえ。
でもこの薄ピンクと濃ピンクの色はあまりにも画面と実際が違い過ぎてテンションが下がった。
多分作品にすることはあるまい……。すると今回いくらお試しとはいえ買った二玉、
永遠にみかん箱の肥やし……
それはあまりにも不憫なので。濃淡2本どりで適当に編んで見た。そうしたら、
おおっ!けっこういい感じじゃないですか!
玉の状態ではゼッタイナイ!と思った色合いが、2本どりで編むと大層可愛らしい色合いになる。
服は絶対編めない派手さだが(子供用なら可愛いと思う。オトナでも似合う人は似あうのかもしれない。)
小物ならイケルかもなあ。
わたしはその時2号棒針で一目ゴム編みをしていた。その幅だと……ハンドウォーマー?
手指をつけるという高等技術(というか根性)はないから、親指分だけ閉じ残しておけば何とかなるか。
という安易な考えのもとちくちくやったら、なんだかわからない(けど、本人的にはハンドウォーマー)
なものが出来上がりました。
だが、これが重宝したんだあね~。
わたしはここ何年も、冬の、マウスを持つ手の冷たさに苦しんでいた。
わたしのパソコンはデスクの上の定位置にありますが、冬の暖房器具である灯油ストーブは
自分の左後方にあり、体と机の天板に遮られ右手にはほとんど熱が届かない。そして部屋は超寒い。
それが、このハンドウォーマーもどきのおかげで、この冬は天国でした。
今まで凍るようなマウスに触るのもツラかったが、ハンドウォーマーをつけるとふわふわして快適♪
そのうちぽかぽかしてくる♪
いやー、こんなことならもっと早く作れば良かったよ。……と思ったところでふと気づく。
普通に古い手袋をはめても良かったんじゃないか。古い手袋なんてなんぼでもあるのに。
つるつるして操作性は悪いだろうけど、あんなに冷たい思いをしていたんだから、
少なくとも試してみる価値はあった。
……まあ、人間には盲点というものがあるもんです。
この冬シーズンには、今まで考えたこともなかったレッグウォーマーも視野に入れておこうかな。
小物ギライのわたしは、おそらくわざわざは作らないだろうけど、余り毛糸とかあったら
やってみてもいいかもね。
しかしフワットンの総合的な評価は、うーん、現時点では下の上くらいですかねえ。
2本どりでも棒針2号。……棒針2号で服を編む根性は、わたしはない。
編み地がべたっとした手触り(アクリル58%、ナイロン30%、毛12%)なので、
わざわざ3本どり以上で編みたいかどうか。
ただ、値段が安く、色が豊富なのは確かなので、前述の通り、添え糸としては活用出来る可能性はある。
でもその可能性を探るためには実際の色味を確かめることが必要で、そうすると在庫が。
その上で使えないなんてことになったら、あまりにも意味のない増え方。
うーん、この冬、クークー(おそらく後述)の添え糸としてチャレンジする価値があるかどうか……。
せっかく編むならニームあたりで編みたい気がするかなー。
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