今までエキシビションまで放映してくれなかったから(多分)、
今季初のエキシビションでした。まあ正確に言うなら、夏のアイスショーの番組で見た
プログラムが多分エキシビ用なんだろうから、何人か分は見ているはずだが。
「豊の部屋」で、リード姉弟が日本語で一所懸命喋っていたのが可愛かった。
李子君がとにかく最初から最後まで可愛かった。長洲未来も可愛かった。
メリル・デイビスの喋り方が顔に似合わず可愛かった。
つーか、年齢にしてはギャップを感じるほど、喋ると子供っぽい感じかもね?
フェルナンデスもデイビスホワイトも、日本が好きだと言ってくれて嬉しい。
どこの国で滑る時にもそう言うんだろうとわかっていても嬉しい。
ペア3位のアメリカ代表の演技がアクロバティックすぎてはらはらした。
しかしペアの選手の名前はほんとにわからんなあ。日本のテレビではほとんど放送しないしなあ。
リード姉弟も良かったねえ。前は滑るだけで精一杯な感じだったが、余裕が感じられる。
シブタニ兄妹も滑らかな演技で。彼らはまだ若いんだね。この年齢でこれなら、
今後きっと、ますます美しい演技になる。
ロス・マイナー、エキシビでは出来る「見せ方」をなぜ競技に活かせん……。
鈴木明子の演技も良かったな。
「落花流水」という言葉を思い浮かべていた。彼女は水であり花であった。
が、この言葉を辞書で引くと、
「落ちた花びらは流水に浮かびたい。流水は花びらを浮かべて流れたいという気持ちがある。
すなわち男女が互いに慕い合い、愛し合うこと(= 相思相愛)」
という意味だそうだ。へー。知らなかった。美しい言葉ですね。
マンガのタイトルでも、中森明菜の楽曲のタイトルでもあるらしい。ほー。
浅田真央の今回のエキシビ、ものすごく可愛いですね。
特に衣装が。楽曲にも、振付にも、本人にも合っている。だが、この可愛いエキシビは、
ショートプログラムとかなりの線でイメージが被るな。まあいいんだろうけど。
羽生結弦は……演技より衣装のデザインが気になっちゃって。
「花になれ」という曲のタイトルにちなんだあの遠山の金さん的桜吹雪なんだろうけど、
あの水色はあんまり合わない感じだ。むしろキモノ風で桜柄なら、右肩は黒の方が映えたかもねえ。
それで暗いなら、いっそ両肩桜吹雪で。葉っぱの緑でも良かったし。
ユヅルとデイビスホワイトの演技は普通に良くて、特筆すべきな所が思い出せない。
特筆すべきは高橋大輔だ!
……もう何なんですかね、あの人。空気を染める。
タンゴを踊っている時のヤツは世界最強ですよ。ほとんど呆れかえる、というレベル。
そしてそんなことを思った後、マンボを踊っているのを見た時、
「……マンボも最強やん」と思いました。もうタンゴでもマンボでもがんがん踊っとれ。
(わたしはタンゴもマンボも区別がつかない人間だが)
踊る部分は世界最強なんだから、ファイナルの演技は他の部分もきっちり決めて来て下さいよ。
今季はまだユルいわ。
全体的に衣装が地味だったかな。特に海外勢が。
特にペアとアイスダンスで、黒一色のカップルが3組か4組いて、
そこまでしなくてもいいと思った。正直言って、区別がつかなくなる。
来週はもうファイナルですからねー。早いですよねー。
天辺を極めた鈴木明子があの奇跡を再現できるか(それは相当に難しいことだろう)、
浅田真央が切り替えて来られるか。
アシュリー・ワグナーが肉食系女子の強さを発揮して安定の演技を見せるのか。
男子はまだ不安定な高橋大輔、パトリック・チャンに、まだ未完成のユヅルがどこまで
絡んでこられるのかが見物。ユヅルはガツガツ来てくれないとつまんないよ。それが彼の持ち味。
どっちにしても、大人になったらそこまでできなくなるんだから、
早く老成しようとかは思わないで”思いっきり”来いよ!
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