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GPシリーズ2012 NHK杯 女子。

ショート。

前半グループは居眠りをしてしまって見てない……。

今までそんなに感心しなかったマカロワが今回良い印象。
鈴木明子は5位、と言えば相当下だったように思うけど、3位とは1点の差。
地力がある彼女にすれば点差自体は無きに等しい。
が、問題は滑走順ですな。6分間練習のすぐあと、体が温まっている状態で滑れるのが吉と出るのか、
普段ラストやラス前に滑っている自分を意識して変に力が入るのか。

長洲未来が久々に彼女らしい元気な滑りで良かった。
急遽決まった出場だったらしいが……?GPシリーズの出場って、どうやって決まってるんだろう。
よくわからない。ランキング順で早い者勝ちとかなのかなあ?

浅田さんが、前回よりさらに練った演技に仕上げて来ました。衣装は変えなかったか。
今回ショートは軽快さと可愛さを見せるプログラムで、長い競技生活においては
そういう雰囲気を変えたものにも挑戦するのもありだが、
本来の浅田さんは剛直というか、スケールの大きいプログラムが似合う人だと思うので、
来シーズンはそのあたりをヨロシク(?)お願いします。

フリー。

ゲデ子のきりっきりっとした振りが良かったですよ。ジャンプは失敗したけれどね。
彼女にはいつも笑ってて欲しいなあ。……なんかまるで惚れた女に対するような言い方だが。

李子君もカワイイね。同じ年頃の浅田真央を思い出す。
中国は、ペアでは申雪趙宏博が別格で長く活躍していたとはいえ、
今までの女子シングルは一人として存在を覚えていないほど地味だった。
このまま行けば、彼女は出てくるだろうなー。世界の表彰台を争うまでに。

長洲未来はショート、フリーとも良かった。力強さが戻って来たよね。スピードもあったし。
この方向性を見失わないでいて欲しい。アシュリー・ワグナー以外に鉄板のアメリカ女子っていないし、
ソチへ向けて今回の演技は好材料だ。

しかし何と言っても今回は鈴木明子だ!
鈴木明子は鳥でした……。鳥そのものでした。美しかった。感動した。
そうか、あれば翡翠だったか……。孔雀だと思っていた。
シルク・ド・ソレイユからの選曲も成功したねえ。情動を揺さぶる。

浅田さんが首の皮一枚でかわして一位だが、正直、鈴木明子とのフリーの差を見ると、
今回の一位には意味がないなと思わざるを得ない。
最初のジャンプが失敗した時点で集中力が切れたように見えた。
うーん。やはり彼女は挑戦し続けて行くことを燃料にするタイプだと思うけどねえ。
守りに入って、モチベーションを保つことが難しくなっているように見える。

ファイナルは2週間後。
どちらかといえば男子に期待かな。

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