PR

< シャーロック >(ドラマ視聴)

イギリスBBC制作のシャーロック・ホームズ現代バージョン。
映画に引き続いてドラマでも、といったところか。実際の順番がどうだったかは知らないが。
しばらく前に録画したのをしばらく前に見た。

イギリス!というようなドラマでしたな。
ぱーっとしたところのない、じとっと粘着系の。(褒めてます)
これは第1シリーズと第2シリーズ、それぞれ3作ずつ計6作が
こないだNHKで放映されたんだよね。わたしはそのうちの4作を見た。
たしか見たのは2、3、4か5、6。

最初に見た時は、うげーと思い、シャーロック・ホームズ、こうするか、と
しかめっつらをしたのだったが(視聴をやめようと思った)、
2回目に見た時は、これはこれでなかなかいいんじゃない、に変わっていたのだからよくわからない。
要はホームズを、おじさんにするか若者にするか、この部分が最初は受け入れ難かったのだと思う。

映画のロバート・ダウニー・Jr.は、もう別もんと割り切れるとして。
ありゃもう完全にアクションですからね。あれはあれで嫌いじゃないですよ。
わたしはホームズに、やはり知の巨人的な、エキセントリックなオジサンを期待する。
でも本作だと、超切れ者だけど情緒不安定で繊細な若者。
このギャップがタイヘンです。

海外ドラマは、わたしは時々場面転換で話がわからなくなることがあり、
本作も例外ではないが、まあまあそれでもね。面白く見られたからね。
主役のベネディクト・カンバーバッチは若干キモチワルイ系の顔ですが、徐々に見慣れた。
ワトソン博士は、マーティン・フリーマン。そう、映画館の「ホビットの冒険」の予告編で、
なんか見たことあると思ったのよ。この人がホビット三部作の主役を張るのかー。
……ちょっと華がないのが心配だが、期待はしている。
(しかし予告編を見る限り、「ホビット」はおっさんばっかりの映画になりそうだなー。
おっさん嫌いのわたしは飽きずに見られるだろうか。)

だがしかし、最終回はさ。あれで生きてるってどういうことだよ。
第3シリーズ開始時は覚えてろー。説明できるもんならしてみやがれ。
あまりにも力技ではないのか。
でもけっこうイギリス物って、そういう部分を平気な顔でしゃらっと大嘘を吐きつつ、
「ま、そういうことで」と納得させてしまうような気がする。

それからマイクロフトのキャラクター造型がやだなあ。
あんなヤな奴じゃないでしょ、彼は。どうしてそこまで弟と感情的にこじれてる設定にする?
むしろモリアーティが原作よりも相当にこってり風味なんだから、
マイクロフトは原作通りに、のんびり系が良かった。映画のマイクロフトはお気に入り。

第3シリーズも見たい気はするが、マーティン・フリーマンのスケジュール的に、先の話だろうね。
……っていうか、「ホビット」が3部作って今知った。
またあの長い映画を見るのか……。しかも今回はおっさんばっかり……。
前回はヴィゴ・モーテンセンに見とれていれば良かった時間帯もあったのに。

でも「指輪」はスペシャル・エディションのDVDまで買ったわけだし、
あの三部作を通じて、ピーター・ジャクソンに対する信頼は非常に厚いので、
わくわく♪12月が楽しみだ。

コメント