そして、まさか編むことになるとは思わなかった、帽子を編んでみました。
普段帽子をかぶらないので、そういうものを編もうとしたことがなかった。
だが旅行の予定があり、目的地的季節的に帽子は必須。
帽子なんて、1000円くらいでいくらでもその辺に売ってますが、
わたしは頭が普通よりデカイので、被り心地のいい帽子ってそんなにないんです。
では作ってみましょう。
やっぱり夏ですから麦わら風で……ネットで検索すると、いろいろな帽子作品が出て来る。
使用糸は、エコアンダリヤというのが王道らしい。ふむふむ。
![]() バック、小物、インテリアにオススメのハマナカ人気シリーズ♪春・夏の手芸の代表格、エコアン… |
注:商品のアフィリエイトは基本的に写真のきれいさを基準に貼っています。
その店舗のその商品をイチオシしているわけではないので、
ベストなものは自力で探して下さい。
これはリアル店舗で買いました。セール中で、350円くらいと安かったので。
帽子は3玉、と書いてあったので3玉買ったところ、1つの帽子が丁度2玉で済んだ。
頭デカイのに、わりと浅めの帽子が好きなんです。
色は42番。少し白めの麦わら色。
……糸のレビューが不要なくらいメジャーな糸ですよね?
わたしがあえて書かなくても、ネット上ではエコアンダリヤの感想はたくさんあるし。
わたし自身は、こういうクラフト糸を触ったことが初めてだったので、貴重な体験でした。
へー、見た目よりもけっこう編みやすいんだ。
いや、“思ったよりは”編みやすいという意味で、普通の編み糸よりは断然腕力勝負です。
かぎ針初めての人とかは、この糸から始めるのは多分無謀なのでおすすめしない。
7号針で編んでさくさく編み地がたまり、
この帽子だったら多分休日3日分くらいで編み上がるのですが、
ここで大きな落とし穴が。
肩が壊れた。
腕が全然あがらない。あまりの痛さにうぎゃーっ!と叫び、行きつけの整骨院に駆け込んで
「すっごく痛い。冗談じゃなく痛い。どうしようもなく痛い」とたたみかけて、
何とかしてもらったんですが、ホント痛かったですよ。
結果的に2日で治ったが、日常生活無理。着替えも無理。
まー……人生の大半を肩コリと共に歩み、中学生ですでに鍼に通ったりしていたわたしだ。
パソコンの長時間使用・読書だけでも相当、目と肩に負担をかけているというのに、
この半年、編み物始めたでしょう。しかもこの頃は腕力が必要なエコアンダリアを編んでる。
肩が壊れない方がおかしい。
……でも一番肩に悪かったのは、実は寝転がってやってた
ドラゴンクエスト25周年復刻盤だったのは内緒だ。
エコアンダリアを編む時は、皆さん!
肩をいたわりつつ編みましょう。
出来あがったものがこれ。
帽子初めてのわりには、それっぽく出来たなと自画自賛。
なによりいいのは、被り心地がいいこと。軽くて、被っていることを忘れるくらい。
折り畳んでも大丈夫なので、まさに旅行向きでした。
ただ、強風の時は風に飛ばされます……。
斜めに線が入っちゃうのは、本当はダメなんですよね?
この線ってどうやったら消えるのかな。この辺、面倒で追求しなかったんだけれど。
周りに巻いたのはリアル店舗で買った、合成皮革のヒモで、三つ編みになっているやつ。
面倒なので、ヒモのはしっこはお店で解け防止に巻いてくれたセロテープのまま(^_^;)。
ま、あんまり目立たないし……
でも帽子はサイズ調整が難しく、都合3、4回は編み直しました。
そのうち1度は全体の3分の1くらい解いたので、2つ作るくらいの労力は使ったかな。
帽子のパーツは、トップとサイドとブリム(縁)の3つに分かれるのですが、
トップのぴったりサイズというのを見つけるのも難しいし、
トップからサイドまで編んで天才的にぴったり!と思っても、
ブリムを編んだところサイドが広がって緩くなった
編んでみないとどもならん、というものかもしれない。本人が被りながら作らないと。
帽子の内側には常にぐるっとテープがついているものだと思い込んでいたので、
リアル店舗にそういうテープを買いに行きました。
でもあのテープって何?平ゴムでも縫いつければいいのかな?
それっぽいものを求めて店舗内を相当ウロウロしたあげく、店員さんに訊く。
そしたら、アレは「帽子サイズテープ」というもんらしく、ちゃんとその名前で売っています。
![]() 【キャプテン】帽子サイズテープ 25mm |
結果的に、そのテープを少々きつめに縫いつけてサイズ調整しました。
帽子の編み上がりを少し緩めにしたので。
……でもほとほとイヤになった。
わたしは好きで編物をやっていますが、それとは対照的に縫物がキライ。ものすごくキライ。
テープを縫いつける時も、それはそれはうざったく。憂鬱。溜息の山。
もう二度とやるもんか!と思った。
ちなみに帽子はもう1つ作りました。
(サイズ直しテープはつけてません)
1つめの帽子用に買ったエコアンダリヤがまるまる1玉残っているわけですよ。
家人からリクエストがあったので、もう1玉買って来て、もう1つ作った。
基本の形は同じなのだが、自分用より深めに被れるようサイドを深くしてみた。
ブリムはもう少し広い方が日焼け対策的によろしかろうね。でも2玉分。
飾りは特につけず、その都度、スカーフとか巻いて使うそうだ。
どっちの帽子も編みっぱなしです。……ホントはスチームアイロンとかで
形を整えるらしいんですけど、面倒なので……
どっちにしてもわりとすぐ型崩れするし。ということはつまり、被っていると
ちゃんと頭の形に戻ってくれるということなので、わたし的には、まあいいか。
あ、参考編み物本はこちら。
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ネット上で拾える帽子の編み図でも何とかなりそうでしたが、
やはり初めての帽子ということで念のため買ってみました。
トップの丸味とブリムの広がりはそれぞれ別の帽子の編み図を参考にした。
わりと適当にやって大丈夫かもしれない、帽子。
わたしはこれを、5000円以上送料無料にするために毛糸蔵かんざわで買いましたが、
この本か、糸きりハサミかのどちらかの取り寄せで、配達に相当時間がかかったので、
すぐ欲しい人は普通にアマゾンとかで買った方が多分早い。
この本の「黒いリボンベルトの帽子」も編みたくて。縁のスカラップ模様がかわいい。
さらにネット上で情報収集していた時に見た、甘い茶色にレースを巻いた帽子も欲しくて。
じゃあ、甘い茶色でスカラップ帽子を編んでレースを巻けばいいんじゃん?
と思ってその色も2玉買って置いたんだけど、
――何しろ普段、帽子に必要性を感じてないので、旅行以外で帽子を被ったのが、
現時点で一日だけ。そういう現状だと2つ目の帽子を作るモチベーションが上がりません。
来年……編む気分になったら編もう。
バッグとかもねー。編みたい気はするけどねー。うーん。
でもエコアンダリヤって安い糸でもないからな。あえて作るほどの情熱はない。
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