2012-06

◇読んだ本の感想。

◇ 柴田元幸「柴田元幸と9人の作家たち ナイン・インタビューズ」

これはとてもいい本だ!出版はアルク。ここはそもそも英語教材の会社で、なにやらかにやら手広くやっているらしい。ネット上で無料で利用できるコンテンツもそこそこあった気がするので、わりあい印象の良い会社だ。ここで出している「ENGLISH JOU...
◇読んだ本の感想。

◇ 小堀杏奴「不遇の人 森鴎外   日本語のモラルと美」(但し一部分)

いやこれは……久々につまらな過ぎて大変ムカついた本。そもそも「不遇の人 森鴎外」というタイトルの本は、「あの森鴎外がどういう具合に不遇なのか」という興味を満たすために読むものですよね?そうですよね?……まあ寄せ集めの随筆集だから、この1冊2...
◇読んだ本の感想。

◇ 恩田陸「月の裏側」

この話でどうしてこのタイトルなのか理解に苦しむ……しかし恩田陸を理解するのはそもそも困難なので、それはそれでいいか。得意の民俗的ホラーから始まって、着地点はSF?かなー。途中はコワくて、ホラーが苦手なわたしはコワイよー、コワイよーと思ってい...
テレビで見た映画。

< 日の名残り >(テレビ視聴)

原作を読んだのがここ数年のことなので、ヒュー・グラントが若役で出てたことにびっくり。映画が作られたのが1993年かあ。ヒュー・グラントにとってはうーん、「フォー・ウェディング」以前なんですねえ。終盤まではけっこう退屈して見ていた。見終わった...
◇読んだ本の感想。

◇ 芝木好子「雪舞い」

ほぼ、前回読んだ「群青の湖」の感想を繰り返す……。本作は出来婚ではなく、不倫の話でした。男は日本画家。主人公は料亭の養女で、とある政治家の愛人で、舞の名手。言いたいことは前回と全く同じ。――主人公に甘すぎる。作者は奥さんを相当悪く書いてます...
☆映画館で見た映画。

< メン・イン・ブラック3 >(2D・字幕)

期待通りに面白かった!そうなんですかー。2はもう10年も前なんですか。そんなに経ったかねえ。時間を感じたのはトミー・リー・ジョーンズのアップだな。しわが増えた。しかしそのくらいかね。作品中でも実時間と同じ時間が経過しているらしいが、作品世界...
◇読んだ本の感想。

◇ 竹下節子「レオナルド・ダ・ヴィンチ 伝説の虚実」

いかにもなタイトルなので、いかにもな内容だと思いきや。いや、たしかに内容はいかにもなのだが、けっこう説得されてしまった。「現行のダ・ヴィンチのイメージって、相当作られたものですよ」こういうことは誰でも言いそうだが、変にもったいぶらず、淡々・...
テレビで見た映画。

< 天使にラブソングを >(テレビ視聴)

実は今まで見たことがなかった。2週間くらい前に、ふと「見たいな」と思い、そしたらちょうどよくテレビ放映されてラッキー。意外にあっさりしたストーリーだと感じた。予想では、もっとデロリスと周囲との軋轢が色々あって、その上での成功だと思ってたので...
◇読んだ本の感想。

◇ チョーサー「カンタベリ物語 上下」

カンタベリーには行ったこともあり、アトラクションの“CANTERBURY TALES”にも入ったことがあるというのに……読んだのは初。うーん。まあ面白い。面白くないことはない。読んで一番感銘を受けた(?)のは、チョーサーの女性観だ。いや、女...
☆映画館で見た映画。

< ダーク・シャドウ >

どーも「ダーク・シャドウ」と「ダーク・ナイト」(バットマンの)とイメージがごっちゃになって、タイトルが定着しない……面白かったです!「アリス・イン・ワンダーランド」より良かったなー。話が過不足なく作られていた。シンプルなんだけどイージーに感...