2012-05

◇読んだ本の感想。

◇ 米澤穂信「さよなら妖精」

彼は一体なぜこの話を書いたのだろう。日本の高校生たちと、迷いこむように現れたユーゴスラヴィア人の少女の青春小説。以前内容紹介を読んで「ユーゴスラヴィア人と現代日本の高校生にどんな接点が?」と長らく謎だった。実際に読むと、――でもちょっと無理...
☆映画館で見た映画。

< ヒューゴの不思議な発明 >

最初は不思議感満載の(ex.「レモニー・スニケット」?)ファンタジーとして始まるのに、着地点が映画黎明期の人情話……という竜頭蛇尾な話。それはないんじゃないの、と思った。ファンタジーにするならする、メリエスの伝記にするならするで、どっちかに...
テレビで見た映画。

< タンタンの冒険 >

上映していた時に、見ようかどうしようか迷って結局行かなかった映画。結果的には――行かなくて良かった。描かれているものとその描き方は大変けっこうなのだが、単に道具立てを揃えただけでは面白い話にはならない、という見本。海賊の因縁話に波乱万丈のア...
◆美しいもの。

◆ 極上美の饗宴「イタリア 驚異の3D天井画~ポッツォのバロック~」

やはり世界は広い。美術系の有名どころはチェックしている方(だろうと思う)だけれど、ポッツォの作品を見たのは初。名前はうっすら聞いたことがあるような……。でもいろんなポッツォさんがいるようだから、記憶違いの可能性の方が高そう。いや、面白いもの...
◇読んだ本の感想。

◇ 種村季弘「山師カリオストロの大冒険」

種村季弘の初期作品。種村季弘、名調子ですねー。まるで講談のようだ。こないだから種村季弘をツブしに取りかかったんだけど、少なくともこの2冊は、わたしが彼に持っていたイメージとは若干違った。こんなに饒舌な人だったっけ?と思った。嫌いじゃないけど...
◇読んだ本の感想。

◇ 宮本昌孝「夏雲あがれ」

2段組470ページの単行本なので、2日くらいかけてのんびり読もうと思っていたが、結局一気読みをしてしまったのだからページターナーと言えるかもしれない。久々。まあ疲れましたが。いかにさくさく系とはいえ。宮本昌孝なる人は3冊目。1冊目の「青嵐の...
◇読んだ本の感想。

◇ いしいしんじ「みずうみ」

ファンタジー系純文学。第一章は読みにくかった。基本的には設定を語り続ける話なので――ただ、大変滑らかに上手く語られるので、どこぞの誰かとは違って、設定に淫しているとまでは思わない。というよりむしろ、設定語りであることには今気がついた。さくさ...
仙台89ers。

やっぱり来季もロバート・ピアスなのか?

ソースが探せないんだけれども、来季もロバート・ピアスが続投というのは本当でしょうか。シーズン最終観戦として28日の試合を見に行ったのだが。……見事な負けを喰らい。ま、わかってましたけどね。負けるだろうなと。残り33秒で、試合は1点リード、マ...