うーん。シーズン最終盤の試合を見て、「リード姉弟の演技、初めて見る~」などと
思っているのだから、いかにアイスダンスに注目していないかよくわかる……。
振付と衣装、面白かったですよね。演技はベストとは言えないが、クリスは怪我をしていたそうだし、
期待よりも面白かったので印象がいい。
普段は英語でコメントしているのに、さすがに日本開催の国別対抗戦のせいか、
たどたどしい日本語でがんばって喋ってましたね。
アイスダンスのフリーが見応えがあったなー。
まあトップレベルは流れで見ることがたまにあるので、トップ3くらいは何度か見た記憶があるが。
イタリアのカッペリーニ/ラノッテも良かった。イタリアは総じて、
良い意味であざといくらいに“語って”くるよね。「道」を使うなんてベタもいいところだが、
うん、やっぱり彼らにははまる。ステレオタイプだよなー、と思いながら楽しく見てしまう。
スケートが下手がコンテスティも(彼はフランス人だそうだけれども)、
プログラムの楽しさはピカイチだもんなー。しかしあのへっぴり腰のジャンプは何とかした方が……
フリーの最初のジャンプが決まった時、ものすごくびっくりした。
初めてじゃないか、彼のあんなにしっかり決まったジャンプを見たのは。
デイビス/ホワイトが好きだなあ。あのダイナミックな芸風が好みだ。
デイビスの、マイナーな映画に出て来る悪女役みたいな顔が微妙に気になるが。
……余計なお世話ですね。すみません。
優雅な衣装でダイナミックに踊るからこそバランスがいいんだろうな。
クラシックな雰囲気の2人なので、今後も、変に衣装をラフにしないようにしてほしい。
バーチュー/モイアもすごくいいんですよ。見ててとても楽しい。
完璧を絵に描いたような雰囲気を持っている。ただダイナミズムがある分、デイビス/ホワイト。
しかし完成度の高いこの二組が相争うんだから、
……いや、アイスダンスのトップは相当に遠いね。
高橋トランの演技を見て、泣けてしまった。
我が子の成長に涙するオカンの図。と言っても、彼らの存在にわたしが気付いたのは、
2010年の全日本選手権からでしかないんだけどね(~_~;)。
あっという間に。長足の進歩を遂げたよなー。
でもペアはアイスダンスに輪をかけて見てない気がするので、
世界のトップがどんなもんなんだか、いまいちわかってない。
まだまだなんだろう。でもペアとかアイスダンスはじっくり熟成してなんぼな種目だから、
多分、ピークは20代半ばから後半だよね。あと5年はある。がんばれ。
高橋成美は、きっちりコメントもして、英語で通訳もして、おお、大人だ!と思ったのに、
アナウンサーに“応援団長”と振られ。まあでもわたしは、元気な高橋成美が好きだよ。
あのまま大きくなって欲しいものだ。
男子フリーは。
やはり高橋大輔でしょうな。何回か前の何だかの大会では、今回と同じくらい力を抜いて、
……それでジャンプを失敗したりしていたものだが、今回はだらだと力を抜いて、
そして演技は成功していたので、狙ったものを得たということでしょう。
でも最後のストレートラインステップはもう少しリキ入れてくれた方が好み。
“挑戦”して“達成”した一年になりましたな。さて、来シーズンの課題は?
小塚は何とかまとめてきた、といったところ。
今シーズンも全日本選手権なんか、ものすごくものすごく良かったんだけどなー。
好調に潜む罠。やっぱり競技とは難しいものですねえ。
でも彼は地道に一所懸命練習して。また来年素晴らしい演技を見せてくれると思うので。
心配はしていない。
男子についてはSPとほぼ同じ。アモディオがやはり楽しいプログラムを滑っていた。
アボットの世界は大変魅力的なので、これでジャンプが安定すれば、世界の3強間違いなしと
思われるのだが……。
アダム・リッポンとケヴィン・レイノルズは成長の片鱗を見せている。
だが、まだ海のものとも山のものとも。レイノルズは少し注目している。
イタリアとフランスの応援が楽しい。やはりラテン気質ということか。
国別対抗、期待しないで見たわりには楽しんでいるんだけども、
この雰囲気でどうやってオリンピックを戦うつもりかと。
まだお祭りとして楽しんでいた方がいいんじゃないかね。あと10年くらい。
その上で、オリンピック種目にするかどうかというタイミングでいいんじゃないの?
コメント