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フィギュアスケート GPアメリカ大会2011 男子シングル。

珍しくアメリカ大会をテレビ観戦。

男子ショート。

ミハル・ブレジナ、一馬身リード。
がんがん跳んで、がんがん回ってました。ミスもほとんどなく。
使用曲は鼓童らしい。チェコの人がアメリカ大会で鼓童を使うのかー。感慨深いな。
雰囲気も振付も衣装もよく合っていた。完成度高し。
チェコはトマシュ・ベルネルがゆえに親しみを感じているが、これからはブレジナの時代だろう。

小塚崇彦。
転んでました(T_T)。……まあそれでも2位につけたのはやはりネームバリューがあるからか。
それにしても彼は、ほんとーに踊れるようになりましたなあ。
4年前。いや、3年前。
こんなに踊れる彼を見るようになるとは思いもしなかった。
踊れることが真骨頂である高橋大輔の、後姿を捉えることがもう出来ていると思う。

フローラン・アモディオ。ま、ショートは良くなかったけど。
でも、こんなにきれいな滑りをする人だっけ?端正……とまでは言えないけど、
ラインのきれいな、上品な滑りになっている気がする。
去年のアモディオは、上手いしパワフルでダンサブルだけど、きれいとは言えなかったような。
しかも個性的なところは上手に残したままで。

最下位だけど、サミュエル・コンテスティ。
イタリア国内4連覇の28歳でもわたしは初耳。少なくとも印象には残っていない。
マリオネットのような体型や、古典的燕尾服の衣装、良く出来た振付、それに相応しい動き、と
名作になり得るプログラムだと思うので、ジャンプが決まらないのが勿体ないねー。
これが完成したら、相当見栄えがするものになるはずなのに。

男子フリー。

アモディオがなー。
もう表現力は見事というしかないのだが、ジャンプがグダグダでした。
しかし見とれる演技をしますね、彼は。まだ若いし、今後ずっと楽しませてくれそうだ。
フリーの方のプログラムは、衣装も含めて、いつものアモディオらしいワイルド系。

デニス・テンは相変わらず男の子っぽい滑り。
本田武史以来、わたしはこういう雰囲気の滑りは好きだが、願わくはもう少し大人の色気が
出るといいんだけどなー……と思ったが、彼はまだ18歳でした。
大人の男になるのはこれからですな。それから、もう少し体力が必要か。

ベテランのバンデルペレンは、前半は一時期のブライアン・ジュベールを思わせるような
安定感と見事なジャンプだったが、後半失速しましたね。
しかし成功したジャンプは見てて大変気持ちが良かった。

小塚崇彦。
今期のテーマである表現に関しては、もう相当いいところまで来ている気がする。
フリーの曲は「ファンタジア・フォー・ナウシカ」。
小塚が生まれる前の映画だあねー。これを選ぶんだなあ、と感慨深い。衣装も良かった。
3位には入ったけど、次はやはり金メダルをとってくれないとね。

ミハル・ブレジナ。彼も後半失速。ダントツの優勝と思われたが、危ういところでしたね。
実は今回の演技はあまり印象に残ってないけれども、彼は今後、世界の第一線で
長く活躍するんでしょうね。小塚のライバルだ。

しかし今回は、ほぼ全員のジャンプが壊滅的だったなー。
シーズン初戦ということで、仕方がないのか?しかし全員が全員というのはどうだろう。
氷の状態が悪い、とかいうことはなかったのかね?

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