2011-09

◇読んだ本の感想。

◇ アゴタ・クリストフ「悪童日記」

佐藤亜紀が推薦しているので一体どんな曲者が出て来るのかと思いきや。(と、前にも言ったな、自分。)一行目が「ぼくらは<大きな町>からやって来た」と始まった時は、童話仕立てか?と大変びっくり。こめんどくさい小説を覚悟していた身には、大変読みやす...
◇読んだ本の感想。

◇ 磯田道史「武士の家計簿 加賀藩御算用者の幕末維新」

新書が映画の原作になる日が来ようとは……という言い方は大袈裟かもしれないが、聞いた時に驚いたのは事実。映画は見ていないので、出来がどうだったかはわからないけれど、昨今の、マンガ→ドラマ→映画という決まり切った流れの中では元ネタとして大変ユニ...
◇読んだ本の感想。

◇ パウロ・コエーリョ「アルケミスト」

すごく好きだった。とても愛おしい一文がある。その一行を指で撫でたくなったくらい。……が、やはり物語というものは。その一文を取り出しただけでは書かれたものは伝わらない。わたしが読んだのは角川文庫版で、背表紙に書かれた概要にその一文も含まれてい...
◇読んだ本の感想。

◇ O・ヘンリ「O・ヘンリ短編集 一」

アメリカ文学最短コース遍歴中。あまり言うべきことはないが……“アメリカ文学として読んでいる”本としては、これが多分7冊目くらい。もしかすると、初めて面白いと言える本なのではないか。まあねー。面白本の出現率は、日本文学も似たようなもんかもしれ...
☆映画館で見た映画。

< 探偵はBARにいる >

Well-done!な作品。邦画では久々……と思って確認すると、おいおい、映画館で邦画を見たのって2009年10月の「火天の城」以来か?えー!そんなに空いたかなあ?「火天の城」はそんなに感心しなかった。ということは、その前の「おと な り」...
仙台89ers。

89ersの公開練習へ行ってきました。

昨日は89ersの公開練習日でした。前は利府の県総合運動公園内のセキスイハイムスーパーアリーナでの練習だったので、行くまでが遠かったが、今年からはあすと長町にあるHALEOドームなる場所で練習しているそうだ。かなり近くなった。行くのに楽。な...
☆映画館で見た映画。

< エクレール お菓子放浪記 >

話のピントが甘い。予想と違った話だったせいで点が辛くなったかなー。前半は予想通り、そしてわたしは、いしだあゆみの元へ戻ってからは口喧嘩をしつつ幸せに暮らし、その部分を後半でたっぷり描くんだろう、と思っていたのだが、後半部。せっかく戻ったのに...
仙台89ers。

昨日が今期最終観戦。

……最悪の試合ではなかったが。いやまあ、見どころは多々ありました。何と言っても3失点を逆転したというヨロコビはあったし。しかしそれを追いつかれ。追いつかれたのはしょうがないとして、9回裏ですよ、問題は。ノーアウト満塁という、これ以上はないサ...
その他映像関連。

< メンフィス >(舞台・テレビ視聴)

ミュージカルにはストーリーメインのものと、音楽メインのものがある。ミュージカルとは、と考えれば音楽主体であるべきかなとも思うが、わたしとしてはどちらかというとストーリーメインのものの方が好き。ストーリーがしっかりしていて、そこに名曲がついて...
◇読んだ本の感想。

◇ よしもとばなな「王国」全3巻(スピンオフを含めれば4巻?←未読)

初ばなな。……初めて読むには、すでに薹が立ってしまっていたのかもしれない……村上春樹とほぼ同じクサミを感じる。つまり「自分を可愛がりすぎ」。こういう雰囲気の一人称の小説だと、どうしたって語り手=作者じゃないですか。その読み方自体が間違ってい...