2011-07

◇読んだ本の感想。

◇ 遠藤周作「イエスの生涯」

わたしの想像、より正確にはわたしの投影だが……絶対の信仰を持てないキリスト者。……それは哀れな存在だ。どうなんだ、遠藤周作。そこまでしがみついていなければならなかったのか?出会わなければ良かった、と思ったこともあっただろうな。枷、という言い...
◇読んだ本の感想。

◇ ノーマン・メイラー「裸者と死者」

アメリカ文学最短コース遍歴中。……大変でした。集英社の世界文学全集で読んだんだけど、これは上下組で解説まで含めると635ページまである。しかも内容が戦争もので、あっさりとした描写を大量に積み重ねるタイプの小説、基本的に、目に見えるほど話が動...
◇読んだ本の感想。

◇ アン・ライス「幻のヴァイオリン」(しかし112ページまで)

ううう。わたしが最も読んではいけないものを読んでしまったぁぁぁぁぁ……訳者の浅羽莢子さんには、シャーロット・マクラウド「セーラ・ケリングシリーズ」を訳してもらった恩がある。それもあって、わりと無防備に(信頼感をもって)読み始めたのだが……十...
◇読んだ本の感想。

◇ 辻 邦生「ある生涯の七つの場所」(全8巻)

全8巻を――2006年11月に第1巻「霧の聖マリ」読了だから、うおう、4年半かけて読み終わった。今更ですけど、これはきちんきちんと続けて読むべきでしたな。一挙に全部、ではなくていいけど少なくとも1ヶ月に1冊くらいのペースにはしておくべきだっ...
テレビで見た映画。

< ベン・ハー (1959年版) >(DVD視聴)

222分の映画ではあるが、その長さを感じさせなかった。それはテンポ――ストーリー、映像、音楽のバランスが良かったということだろう。最初に音楽に、お。と思わせられる。まあ序曲と間奏曲の部分はミケランジェロの「アダムの創造」の一部分をずっと映し...
仙台89ers。

……辛勝。

今期観戦二度目にして勝ちました。……だが、それより何より、暑いっちゅーねん!!暑いせいか観客も少なかった。お陰で周りがちょうどいい感じに空いていて、風が通りぬけるので有難かった。後ろの席の男の子が団扇であおいでいた風が、わたしのところまで届...
◇読んだ本の感想。

◇ シンクレア・ルイス「本町通り 上中下」

上巻を数か月前に読み、中巻下巻は最近読んだ。まあそういう読み方をしても特に問題ないような内容だった。これ、このページ数を必要とした話かなー。都会女のキャロルが田舎町に嫁に来て、その場所とそこに住む人々を“より良く”変えようと足掻いたあげく、...
◇読んだ本の感想。

◇ 秦 新二「文政十一年のスパイ合戦 ―検証・謎のシーボルト事件―」(附・みなもと太郎「風雲児たち」)

タイトルとは逆に、「風雲児たち」から触れさせていただく。風雲児たち (1) (SPコミックス)posted with amazlet at 11.06.18みなもと 太郎 リイド社 Amazon.co.jp で詳細を見る「風雲児たち」とは漫...
◇読んだ本の感想。

◇ 平出隆「ベルリンの瞬間」

それほど言いたいことはないが……。とりあえず平出隆の現行の著作はツブしたぞ、と。で、今後もおそらく追って行くぞ、と。そういう意味で書いておく。※※※※※※※※※※※※ベリルン。には行ったことがない。ドイツ語圏には今まで近寄ったことがなく、今...
その他映像関連。

< ヴィクター/ヴィクトリア ミュージカル >(テレビ視聴)

NHKで再放送?していたものを録画して、それを1年近く経ってから見た。面白かった!!テレビで見てここまで面白いなら、舞台で見たらどれだけ面白かっただろう。映像的にはおそらく1995年かと思われる。ジュリー・アンドリュースが見事でねえ。(多分...