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< フェイク 京都美術事件絵巻 >(ドラマ視聴)

全6回のドラマがひとまず終了。一応、よほど視聴率が悪くない限り、後日第2弾もあります。
第2弾があった場合、わたしはそれを見るであろう。と思った程度には面白かった。

話は若干ぐだぐだ(及びちょい無理)気味か。前半の方があっさりしていて良かった気がする。
全体を通しての“犯人”は6話で語られたのだが、少し陳腐だったね。
もう少し切れ味よく描ければ良かったけど。
あれだけ顔を隠すから、思わず佐野史郎が犯人として出て来るのではないかと思ったが、
別に隠す必要はない初出の人だった。誰だろう、あの役者は。

このドラマは道具立てが最大の取柄ですな。そんなにじっくり古美術を写すわけでもないけど、
そういう雰囲気のもんを扱っているだけで、ドラマの旨みが増す。
さらにもう一つの美点は、誰がなんといおうと、藤村志保が出ていることだ!
藤村志保かっけー。かなりお歳になっているが、相変わらずかっこよくて可愛いー。
好き。第2弾も藤村志保のために見る。

財前直美も南野陽子も良かったですよ。意外に見やすかったね、あのコンビは。
財前直美は、あまり好きな顔の系統ではないのでどうかと思ったが見られた。
ぼーっとしたキャラだったのが良かったのかも。アップの表情とかもしっかり見られた。

希望としては、今後もう少し話を締めて欲しいかな……。
ただ、ドラマオリジナルのストーリーであることは評価したい。
昨今のドラマはなべてマンガ原作。腐肉あさりのように、と言ったら言い過ぎだろうが、
ちょっとしたマンガなら猫も杓子もドラマ化されて(少し日本語がおかしい)、
もうええっちゅうねん、って感じですよ。

がんばれ、日本の脚本家。――実はハリウッドもだいぶ前からネタ切れらしいので、
がんばって欲しいのは日本の脚本家だけでもないんだけど。

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