2011-01-03

◇読んだ本の感想。

◇ 三雲岳斗「旧宮殿にて  ―15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦―」

まとまり具合と上品さを評価するべきか。物足りなさを難ずるべきか。歴史上の人物を探偵役に持って来るのは、けっこうな人数の作家が試みている。好きな方の作りなので、わたしもこれ系統はわりと読む。でもそんなに名作と感じるものはありませんな。一作を除...