◇読んだ本の感想。 ◇ 塩野七生「海の都の物語 下」 上巻巻末の高坂正尭という人の解説によれば、上巻はヴェネツィアの「成功の物語」、下巻は「輝かしき苦闘の物語」らしい。たしかに下巻は上巻に比べて出来事を書く割合が減り、状況の説明が増える。その社会の活きの良さは物事がいかに躍動するかによる。つま... 2010.11.18 ◇読んだ本の感想。