2010-08-21

◇読んだ本の感想。

◇ カズオ・イシグロ「浮世の画家」

カズオ・イシグロの最初期に位置する作品。読む前は、彼にとって日本を定義づける作品だと勝手に決めていたのだが、どうもそういうものではなさそうだ。また何だか奥歯に物が挟まったような書き方を……と思いながら読み進む。一人称なんだけれども、言葉のは...