◇読んだ本の感想。 ◇ 米原万里「オリガ・モリソヴナの反語法」 著者は2006年に56歳で死亡した。聞いた時はその若い死を惜しんだし、もちろんご遺族は長生きを願っただろうが、この本を読み終わった今は、――この本を残した彼女の人生には意味があったと思う。この本の前に、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」という... 2010.08.18 ◇読んだ本の感想。