読んで爆笑。3ページ目?くらいの「立って言って下さい」はほんとに爆笑。
情景が目に見えるようだ。
しかしまあ、本当に日本語(及び日本文化)を勉強するというのは大変でしょうねえ。
花札の「あのよろし」が初耳で驚いた!
というか、昔からわたしもどういう意味なんだろう、と悩んでいた!
あれは「あかよろし」だったのか!ずっと気になっていた疑問が氷結……もとい、氷解して嬉しい。
「です」「ます」が芸者言葉ってのは初耳だ!……まあちょっと微妙な気分になるなあ。
しゃもじの「もじ」は女房言葉だったのか!初耳。しかもはやり言葉。
でも何で「もじ」……。
おはぎ(≒ぼたもち)が女房言葉だったというのは落語かなんかで知っていたし、
おでん、おからとかも何となく知っていたが。
しかし、「てめえ、シカトすんな」を使わないよう指導するのはいいとして、
「ピカイチ」「ボンクラ」なんてのも同じようにシャットアウトなのか?
元が花札用語だって、広まり具合からすれば、
むしろ俗語として心得ておかなければならないレベルだと思うのだが。
俗語の指導も日本語教師の職務に含まれるのではないのか?
アマゾンで、中身が薄いという感想がちらほらあったが、
一体この体裁のマンガ本に何を求めているのかと。
この本の密度は1ページ目から明瞭に推察出来るではありませんか。
まあもうちょっとページ数が欲しい気はするけどね。
ただ、これがベストセラーなのは微妙だ……。
面白いが、買うまでのことは……いやいや、面白いし次も読みたいので売れるのは
いいことなんですけどね。でも立ち読みでも……いやいや、買いたい人はぜひ買って下さい。
(というような矛盾した心理を抱きつつ)
タイトルでちょっと失敗したかな。このタイトルだと、もっと日本語の啓蒙的内容が
書かれているもんだと期待して読む人もいるかもしれないしねー。
ところで、久々に「本日の早川さん」を思い出したのでブログに出かけてみた。
ドラマCD化という情報自体は「ほー」という程度の感想だけど、
主役の早川さんの声優が池澤春菜だというのはけっこう驚いた。
池澤夏樹の娘さんだそうですので。
写真が載ってて、あの父から生まれた娘とは思いにくい今時のきれいな人でびっくりした。
声優の条件が「本好きの人」だったそうなので、あの父にしてこの子あり、ではあるんだろう。
……しかし彼女はリアルSF者らしい。そこは星新一作品さえ知らなかった父とは違うようだ。
CDが出来上がったらちょっと聴いてみたい気がするが、うーむ。
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