◇読んだ本の感想。 ◇ 高橋克彦「だましゑ歌麿」 みっしりと面白かった。このくらい満足感がある小説は、顧みれば去年8月に読んだ「ノルウェーの汀の物語」まで遡るかもしれないんだから情けない。これは、わたしの鼻の利かなさのせいなのか。だましゑ歌麿 (文春文庫)posted with amazl... 2010.01.30 ◇読んだ本の感想。
◆美しいもの。 ◆ 「贋(がん)作の迷宮 ~闇にひそむ“名画”~」(NHKハイビジョン特集) 贋作についての一般的な話は割愛する。わたしはこの番組を見て、怒り心頭に発した。このイギリス人の贋作者。名前を忘れたので仮にマイケルと呼ぶが。なんでこれを肯定する人間がいるんだろう。マイケルの贋作展を見に行って、その作品を買って、「まるでルノ... 2010.01.27 ◆美しいもの。
◇読んだ本の感想。 ◇ アンリ・トロワイヤ「大帝ピョートル」 トロワイヤは、多分大学時代に「イヴァン雷帝」を買っている。この人てっきり歴史学者だと思っていた。小説家なんですな。当時はわりと難しく感じた気がするが、今作は面白かった。というより、ピョートル大帝という人物が異常に面白いのだ!トロワイヤの書い... 2010.01.24 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ H・F・セイント「透明人間の告白」 “本の雑誌30年間のベスト30”――そんなことを言われれば、ものすごく面白いものを期待するじゃないですか。だがしかし。これがそんなに面白いか?いや、着想その他はいいと思うよ。全体的な作品として、そんなにつまらないわけではない。が、30年間の... 2010.01.21 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ 堀田善衛「若き日の詩人たちの肖像」 タイトルから想像して、色々な著名詩人の若い頃ががんがん出てくると思っていた。が、著名人、それほど出てこない。もっとも登場人物は大抵綽名で出てくるので、知っている人がいても気づかないだけかもしれないが。でもよく考えてみたら堀田善衛は昭和初期に... 2010.01.18 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ エドワード・ギボン「ローマ帝国衰亡史」(ちくま学芸文庫版) 天も地も照覧あれ!「ローマ帝国衰亡史」全10巻を読み終わったぞぉぉぉぉ!……いや、嘘です。読んだわけではない。眺めた。見た。めくった。そんなレベル。とりあえず目をページに据えて、目は通した。だってね。面白くないんだよ!もう退屈で退屈で。苦行... 2010.01.15 ◇読んだ本の感想。
☆映画館で見た映画。 < パブリック・エネミーズ > ううう。つまんなかった。基本的にはデップに外れなし、だと思っているのだが……。でも数えてみると、わたしはデップ作品、それほど制覇しているわけではなかった。テレビ視聴も含めて13作品。そのうちいまいちと思ったのは今作含めて4作だから、思ってい... 2010.01.12 ☆映画館で見た映画。
仙台89ers。 勝ったあ。 89ersの勝利を今シーズン初めて見た。と言っても、まだ今期観戦2度目なので、別に驚くことではないですが。でも勝つとほっとする。負けると「わたしが見に行ったせいなのか!?」と妙に責任を感じるもん。相手が西地区5位のチームだったけど、けっこう... 2010.01.09 仙台89ers。
◇読んだ本の感想。 ◇ 姫野カオルコ「ひと呼んでミツコ」 ヨンデモ本。いや、でも読む人を選ぶ。ひと呼んでミツコ (集英社文庫)posted with amazlet at 10.01.03姫野 カオルコ 集英社 売り上げランキング: 409816Amazon.co.jp で詳細を見る主人公に共感出... 2010.01.07 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ 三島由紀夫「仮面の告白」 初三島由紀夫。うーん。最初にこれを読んだのは、少々失敗だったかもしれない。思いっきり自伝として読んだのでね。フィクションは入っているにしろ、そこに書かれた心情は三島のものだと信じる。とすると、あまりに作家本人にべったりの入口から入ることにな... 2010.01.04 ◇読んだ本の感想。