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◇ 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」23巻(マンガ)

これが最終巻だそうだ。

えーえーえーえーえーえー。わたしは不満だ。これで終わっていいものか。
これが映画のためという大人の事情で終わるなら、わたしは怒るぞ。
本末転倒やんか。

ま、結末はね。
ああいう何でもない終わり方以外にないと思うし、そこは特に文句はない。
ただ、もっとぐだぐだと5巻くらいかけて描いて欲しかった。今までの話の進み具合からすれば、
そのくらいのペースが妥当でしょう。
別に超絶技巧を尽くした最終楽章を期待していたわけではない。
が、アンダンテからプレストに突然変化されても、ついて行けませんわ。

22巻の内容なのに、この巻のシュトレーゼマンの出番があれだけで終わるなんて!と思うし、
お父さんとの葛藤があれだけで決着ついてしまうのが解せないし、
突然ヤドヴィカが登場して、なしくずしに解決に向かうのはずるいと思うし、
やっぱり千秋先輩との和解?再出発?には、オーケストラでの共演もつけて欲しかったと思うし。
日本のお友達の顔も見たかったぞ。日本で共演すれば問題なく、みんなと再会出来たのに。

やっぱりこれは年末年始の映画のための措置なのか?
まあ本人もいい加減息切れしていた、という可能性はあるにしても。
いやー……続けすぎるのもイヤだが、こんな風に尻切れトンポではなあ。
不満だ不満。もっと続けるべきだった。

のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)
二ノ宮 知子
講談社 (2009-11-27)

映画はねー、映画館では見ないと思う。
去年のお正月のヨーロッパ特番の出来を見るに。期待薄。
ま、そのうちテレビで放映されるでしょうからね。
プラハロケに期待しよ。

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