2009-12

☆映画館で見た映画。

< レイトン教授と永遠の歌姫 >

予想外に楽しめた。あまりに楽しめてしまったので、「もうオトナなのに、こんなんでこんなに楽しんでしまっていいのだろうか……」と思わず反省してしまったほど。わたしにとっては基本からしてツボなのだ。英国の話じゃないですか!もちろん実際は“なんちゃ...
フィギュアスケート。

全日本フィギュア選手権2009。

男子シングル。久しぶりの無良君が映って安心したが、フリーは体調不良につきダメでしたな。フリーの曲調と振り付けは彼に合っているような気がするので、来年は同じプログラムでもう一度リベンジして欲しいよ。高橋大輔は、相変わらず表現力は絶佳だけれども...
◇読んだ本の感想。

◇ 日野啓三「Living Zero」

こないだはこの人の「ユーラシアの風景」という旅行エッセイを読んだ。今回は初小説。――の、つもりで読んだが、小説ではありませんでした。うーん。あえていうなら哲学散文詩?哲学というのとは違うか。いい意味で雑多な思考を、わりあいに詩情を湛えた散文...
◇読んだ本の感想。

◇ 蓮見圭一「ラジオ・エチオピア」

わたしが読む意味は全くない本。読んだ時間がもったいなかった。たしか一般人がネット上で言っていたんだと思うんだけど、この本は、“美しい日本語が随所に散りばめられている”という感想に惹かれて読んだのだった。……どこが?どこに美しい日本語が書かれ...
◇読んだ本の感想。

◇ イタロ・カルヴィーノ「レ・コスミコミケ」

ヨンデモ本。ファンタジー、というには少々現代文学臭がないでもないが、これだけユーモラスに語ってくれるとね。思わず、うふふ、と笑うよね。宇宙創成ユーモア・ファンタジー。固有名詞の数学用語っぽさに、完全文系のわたしは多少引くが、でもまあ他にどな...
◇読んだ本の感想。

◇ 赤瀬川原平「外骨という人がいた!」

ヨンデモ本。この本はもう、何十年も前から(は、大袈裟か。ちくま文庫に入って以来)気になっていた。タイトルのインパクトが強かった。すごく目につくんですわ。今回ようやく読んだ。明治時代に宮武外骨という奇矯な出版人がいた。どういう風に奇矯かという...
◇読んだ本の感想。

◇ カーレン・ブリクセン「草原に落ちる影」

わが愛の「アフリカの日々」の続編。でもただの続編ではなくて、「アフリカの日々」の出版から相当時間が経って、著者のほぼ最晩年に書かれた、置土産ともいうべき一冊。「アフリカの日々」は大好き。あの本を読み始めた時のことを今も覚えている。最初の数ペ...
◇読んだ本の感想。

◇ 藤森照信「建築探偵、本を伐る」

ヨンデモ本。昔とった杵柄というか、芸は身を助くというか、普通だったら建築分野の先生が書評を頼まれることなどないと思うのに、藤森さんは何と書評本まで出しています。書評?感想文?まあいいか、どっちでも。読んでいて、どうもパワーショベルのイメージ...
◇読んだ本の感想。

◇ 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」23巻(マンガ)

これが最終巻だそうだ。えーえーえーえーえーえー。わたしは不満だ。これで終わっていいものか。これが映画のためという大人の事情で終わるなら、わたしは怒るぞ。本末転倒やんか。ま、結末はね。ああいう何でもない終わり方以外にないと思うし、そこは特に文...
◇読んだ本の感想。

◇ 池上永一「やどかりとペットボトル」

3年ぶりくらいの池上永一。しかしこれはエッセイ集。壮絶なエッセイだった。波乱万丈の子供時代。この“波乱万丈”は、主に内面生活において。環境的に、どうもお母さんがかなりエキセントリックな人だったようで、なんだかとても気の毒。こんな子供時代を送...