うーむ。戦闘シーンが長くてなあ……。
その部分が好きな人は満足だと思うんだけど、わたしは映画にあまりその辺のことを
求めてないので、あまり長いと飽きる。けっこう飽きた。
長い長い三国志、大胆に切り取ったこと自体はいっそ潔いくらいに映ったので、
それは良かったんだけどね。
でもスペクタクル&バトルが主目的だと、わたしはあまり好きにはなれないからなー。
もうちょっとストーリーに比重を置いて欲しい。
劉備の影があんなに薄くていいのか?
たしかにおっさんだから、基本的に主役としての華は足りないんだけど。
でも華という点では、曹操の方がはるかに優遇されてたよね。
少なくとも曹操は(おっさんにも関わらず)主役の一人だった。
劉備よ。そこでワラジを作っていていいのか?もっと他にすることがあるんじゃないか?
挙句の果てに、孫権の妹には理不尽に秘孔を突かれて失神するし。
……ダメじゃん。
孔明もウツクシク微笑んでいるだけだしなあ。
彼の移動がまるで隣の家に行くように素早くて、どうも……
話として多少なりとも(ほんとに多少だ)厚みがあるのは、呉パートのみなんだけど、
……それはやっぱり若い美男美女が出せるのがそこしかない、という理由によるんですかね?
周瑜はかっこいい。原作とは違って、美形っていうのとは違うけど、佇まいがかっこ良かった。
奥さん役の女優さんがとっても美人。うっとり。
でもこの奥さんは、色気がすごく安っぽいので、そこは何とかして欲しかった。
顔だけで選んだだろう、監督。演技を間違っている。黙っていれば気品ある美女なのに勿体ない。
孫権の役者、とても見おぼえがあるのだが……
あー、そうか。あれだ。「グリーン・デスティニー」の山賊だ。
あれもワケワカラン話ではあったが、役者がみんな好きだったからいいや。
関羽の役者、登場した時は一瞬泉谷シゲルかと思ったよ。
獅童がこんなところに出ているとは……。けっこうがんばってた。
役者のファンとスペクタクル好き、大戦争好きが見る映画だろう。
PART2は見るかどうか微妙だなあ。
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