2009-08-09

◇読んだ本の感想。

◇石川達夫「黄金のプラハ 幻想と現実の錬金術」

学者はたまにこういう佳品を書く。構造的には当然のことなんだけど。書くにせよ、話すにせよ、人間は自分の一番得意なこと、あるいは好きなことについて表現している時が一番面白い。学者なんてのは、世の中の職業人の中で、得意なことと好きなことが最も近接...