ヨンデモ本のご紹介。
昨今は白洲本がずいぶん出ている。数多くを読んだわけじゃないけど、これは面白かった。
白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)
posted with amazlet at 09.06.03
北 康利
講談社 (2008-12-12)
売り上げランキング: 30727
講談社 (2008-12-12)
売り上げランキング: 30727
わたしは近現代史は全く知らんし、政治経済も全然わからない。……ので、
この本に書いてあることがどれだけ妥当なのかは大いに疑っている。
いろんな人が出てきて、状況は色々ごちゃごちゃだけれども、
人間の描き方は総じてシンプルだよね。
(尤もわたしの戦中戦後状況の認識は、この本で描かれているより百万倍もシンプルだから、
「ああ、当時アメリカともそれなりに葛藤があったのね」とようやく認識している)
でもいいのだ、この本は白洲次郎を主人公としたヒーロー物だから。
そういう意味から言えば、敵方についてもまあまあ誠実に書いている方ではなかろうか。
少なくとも嫌味は感じない。
読んで「白洲次郎かっこいい!」と思えばヨシ。
かっこいいです。ほんと。ヤツは。
……あんまり持ち上げすぎるのもなんだかなあ、とは思うけど。
コメント