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< 重力ピエロ >

役者はみんな良かった。

主役級はもちろんだし、兄弟の子役は外見も演技も含めて非常に良いキャスティング。
渡部篤郎は、どうしようもないほど憎たらしくて気持ち悪かったんだから、
やっぱり上手かったんだろう。

撮り方は、好きというわけじゃないけど、ちゃんと考えて撮ってる。
ロケ、セット部分もまあまあだし、全体の雰囲気はいいと思う。
映画としてそれほど文句はない。

……だが、話がツラすぎる。気持ち悪い。見たのを後悔した。
20年ほど前に瀬名秀明の「パラサイト・イヴ」を読んで以来のキモチワルさかもしれない。
気持ち悪さの種類は別だが。

その時はその本を薦めた知人を恨んだものだが
(しかし読む選択は自分がしたので、これは逆恨みというもの)
今回この映画を見たのは、最初から最後まで自分の意思なのだから、どこに当たりようもないわ。

今後、伊坂の作品、関連映画は二度と見ないことにする。

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