2008-07

◇読んだ本の感想。

◇ 松井晴子「住宅の手触り 12人の建築家による24軒の手触りのいい家」

12人の最初は中村好文。だから読んだんだけどね。思ってたよりも文章量が多かったので読みでがあった。住宅の手触り-12人の建築家による、24軒の手触りのいい家-posted with amazlet at 08.07.22山田新治郎(写真) ...
◇読んだ本の感想。

◇ 宮部みゆき「火車」

宮部みゆきは最初に「R.P.G.」を読んであまり気に入らず、「霊験お初シリーズ」を読んでそこそこ、名作という噂の「蒲生邸事件」もいまいちだったのだが、「ぼんくら」を読んでものすごい面白い!と思った作家。「ぼんくら」の面白さは感動ものだった。...
◇読んだ本の感想。

◇ 山本兼一「白鷹伝」

前回読んだ「火天の城」よりこちらの方が面白かった。前回は城普請、今回は鷹飼いについてじっくり書いてある。わたしは基本、建築が好きなので、城普請も面白かったが、鷹飼いの場合は鷹そのものもキャラクターとして魅力的だから、こちらに軍配を上げる。よ...
◆美しいもの。

◆ 暖簾。(NHK「美の壺」より)

美の壺は欠かさず見ているんだけど、先日、久々にひっかかった作品があった。山崎晴子デザインの朝顔の暖簾。見た途端、「ほほー……」と声が出る。写真が暗いので、あまりパッとしてないけれど、番組ではもっと鮮やかに映っていた。暖簾+朝顔=コレ、か……...
◇読んだ本の感想。

◇ 中村好文「住宅読本」

このブログには、中村好文関連で訪れてくれる方がよくいらっしゃいます。主にその方々に言いますが、まだ読んでないなら、早く読んだ方がいいですよ!「住宅巡礼」と同じような体裁なので、内容も同様かと思ったら違った。全部ではないけど、中村好文本人の作...
◇読んだ本の感想。

◇ 池澤夏樹「楽しい終末」

わたしは人間が賢くなることは無理だろうと思っている。今後の社会は悪くなる一方だと思うし、人間が生きるという意味での地球ももうダメだろう。だから、自分が死ぬまでそうひどい状況を見ずに済むように祈るだけだ。(とは言え、もうすでにひどい状況になっ...
☆映画館で見た映画。

< 西の魔女が死んだ >

映画、見る前には不安で不安で。一般に、原作好きを満足させる映像作品を作り上げるのは、相当に難しいことだと思う。正直今回のこれは、低予算でそこそこの作品を作り、とりあえず劇場にかけちゃおう程度の姿勢であろうと決めつけていた。(また題材的に、い...
◇読んだ本の感想。

◇ 帚木蓬生「国銅 上下」

いや、面白かったです。レベルAをつけちゃったよ。このレベルAとは何かというと、――わたしは書評家の成績表をつけておりましてね。今まで全く視野に入っていなかった作品を「読もうか」という気にさせてくれた場合、課題図書リストに、その作品名と共に、...
◇読んだ本の感想。

◇ 鹿島茂「成功する読書日記」

著者はフランス文学者。そして多分、古書収集人。彼の著作はこれが2冊目で、あまりよく知らないんです。タイトルからして、読書日記の書き方指南かと思っていたら、その部分も多少はあるにせよ、大部分は普通の書評本。うーん、ちょっとねえ。詐欺ではないけ...
その他映像関連。

アテネ・フェスティバル。

アテネでは例年、夏に舞台芸術祭が行われる。オペラ、ダンス、演劇、音楽など内容は多岐にわたり、「パフォーマンス」なんてジャンルまであるところを見ると、もうなんでもありらしい。会場も複数に分かれている。わたしは創作ダンスを見た。パフォーマーはポ...