好きな俳優、といったらまずデップを挙げる程度には好きだ。
が、ほぼ映画館派なので、上映時見逃した作品はずっと見ないままになってしまう。
わたしがデップに気づいたのは「ショコラ」からなので、「スリーピー・ホロウ」公開時には
まだその存在に気づいていない。ティム・バートン。好きですね、デップを。
面白かった。テレビ視聴にしては、かなり入り込んで見た。
「スウィーニー・トッド」を見た後では、ものすごく近いものを感じるな。系列が同じ。
「シザーハンズ」もちょこちょこと感じさせる。
バートンのこれ系って、過剰でどこか安っぽいよね。……いい意味で。
B級とも違うのだが。わたしのB級の定義は
「クダラなくて、なおかつ作り手の趣味性が力いっぱい前面に出ているもの」なので。
別にクダラなくはない、バートン作品。「シザーハンズ」あたりはアヤしいが。
画が安っぽいんだ。いや、うすっぺらいんだ。
うすっぺらいというのも中身がないという意味じゃなくて、存在が希薄。
背景とか、舞台美術的にけっこういいものを作りつつ、それがとても書き割り的でしょう。
紙芝居に通じるものがある。鏡の中の世界のような微妙な不安定さ。それが魅力なんだろう。
カトリーナ役の女優が、こないだの「スウィーニー・トッド」の娘役にとても似ている
気がしたのはわたしだけでしょうか。系統が同じ顔。監督の好みか?
クリストファー・リーはまた出てたねえ。「チャーリーとチョコレート工場」で
デップとリーの抱擁シーンなんかは二度と拝めまいと思ったが、共演はしているんですね。
風車の場面、「カリオストロの城、まんまやん」と思った。
見てて真似したなら面白いんだけどね。ただ、バートンと宮崎駿には接点がなさそうな気がする。
画面が暗かったのがどうも……。何が起こっているのかわからないことが多々あり。
テレビだと仕方ないのかな?画面の明度の設定のせいなのだろうか。
それからさー……
主人公の名前のイカボッドって……日本語的にはおよそ冗談としか思えないネーミングだ。
何系の名前なんだろう。すごく気になる。
あとは「エド・ウッド」と「リバティーン」を見たいな。デップ出演作では。
テレビでいつか放送してくれるかのう。
コメント