◇読んだ本の感想。 ◇ 「中島敦全集 1」 中島敦は若くして死んだ。残された小説はこの全集1冊に収まってしまうほどしかなかった。全集最初の4つ短編、これが中島敦の作家としての自己告白。「狐憑」は物語る者の運命を。「木乃伊」は過去に囚われた者が陥る迷宮を。「山月記」は己の飼う猛獣のよう... 2008.04.18 ◇読んだ本の感想。