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< ホリデイ > 

久々にそこそこ満足な映画。まあ、軽いロマンティック・コメディ、合格ラインはかなり甘め。
中の中、といったところか。

話としては少々雑だなーとは思ったけど。
キャメロン・ディアス側がちょっと薄いよね。おざなり感があったなあ。
田舎を求めて来ているのに、着いて一日も経たないうちに「こんな退屈な生活、イヤ!」では、
脳が空っぽの女に思えても仕方ない。その空っぽな女の前にイケメンが現れた、という
話にしかならない。もうちっと何と言うか、細やかなディテイルが必要。
イギリス好きのわたしとしては、もっとイギリスの田舎を丁寧に描いて欲しかったというのもある。

それに比べて、ウィンスレット側は割合によく作っていた。映画関連とあの老脚本家で厚みを増した。
あれはハリウッド、場所設定のお手柄。我褒め気配の漂うパートではあったけれど、
責めるわけにはいかんな。あのパーティ会場の扉が開いた瞬間、ほんとに嬉しかったもの。
レンタルショップのシーンも好きだった。
ところで1シーンだけ出演していた有名俳優って誰です?

キャメロン・ディアスは「チャーリーズ・エンジェル」2作しか見てないけど嫌いじゃない。
でも、演技が同じように見えて多少飽きるな。話の薄さのせいもあるかもしれないけど。
最近はソフトバンクのCMで何度も見ているせいか、CMと同じ仕草が出て来るとちょっと気になる。
ケイト・ウィンスレットは初コメディ。この人も3作目だけど、
3作かなり雰囲気が違っているので、やはりこちらはちゃんと俳優という気がする。
俳優はニュアンスを出せないとね。

ジュード・ロウ親子3人+ディアスのシーンはもう少し掘り下げて欲しかったな。
すごくご都合主義に見えたからね。娘2人がディアスに懐く過程を描いて欲しかった。
女の子たち可愛かったな。ソフィとオリヴィアのオチはありがちだが想像出来なかったので、
「ちっ、やられた」と思った。
しかしジュード・ロウ、すごく渡辺謙に似てきたと思うのはわたしだけでしょうか?

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