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磯山さんへ。

磯山さんが今年でマネージャーを辞めると聞いて、自分でも意外なほど寂しさを感じました。

わたしは最初は反対でしたよ、正直言って。
磯山さんが悪いのではないけれど、「女子マネージャー」なんてワケノワカラン名前をつけて、
スワローズを宣伝活動に使われてもなあ……と不快だったし、
(公平に言えば、「スワローズ女子マネ」でアイドルの宣伝活動になるのかは微妙なところだが……)
それから739の試合実況がね。実況に関しては磯山さんは素人の女の子でしかないわけだから、
実況アナもつけずに放り出すフジの適当な姿勢も嫌だった。無理があると思いましたよ、いくらなんでも。

でも、磯山さんはがんばりましたね。
最初のうちは、なんというかイロイロ……はっきり言えば聞いててツライ部分もあったけど、
慣れてくるに従って、一所懸命さが伝わってきました。磯山さんが野球に関する経験もあり、
興味もあることがわかってきましたしね。
さらに、さすがにフジも自分のアヤマチに気づいたのか、実況アナをつけるようになったし。
そうなればわたしの最大の不満は解消されて、特に「女子マネ反対!」でもなくなるわけで。

試合前の30分、あるいは試合後の6-4-3は楽しいコーナーでした。
勝った後、磯山さんに満面の笑顔で「本日のヒーロー、○○選手です!」と紹介されると、
見ているこちらのテンションも上がりました。登場する選手も出甲斐があったんじゃないかと思います。
おっさんたち(注:解説者)にぼそぼそ「今日の試合は……」と言われるよりずっと楽しかったに違いない。
それから「スワローズTV」。あの番組で、テレビに不慣れな若松前監督を引っ張っていこう、
盛りたてようとする磯山さんの姿勢を感じて、心が動かされました。いい子だなあ、と思った。
割烹つばめ、好きでした。若松さんとはいいコンビでしたよ。ほのぼのしてて。

この仕事は、なかなかハードルが高かっただろうと思います。
立場が不明確だったし。色々な役割を求められたでしょうしね。MC、インタビュアー、取材記者、
華、取り回し役……常に自分の位置を計って、前面に出たり、一歩退いたりしなければいけない。
相手も選手だったり、解説者だったり、スタッフだったり多岐にわたっていて、ぼんくらでは務まらない仕事でした。
でも「これをこなしたんだから、大抵のことは出来る」と、今は思えるのではないでしょうか。
テレビ業界全体から見れば、決して派手ではなかったかもしれませんが、間違いなく大きな仕事でしたよ。

今後も、なんらかの形でスワと関わっていただけたらいいですね。
わたしはこういう時に使われる「卒業」という言葉は実は嫌いなのですが、
でもそれこそ卒業生が時々母校に遊びに来るように、たまにはスワ関連に顔を出して欲しいと思います。
始球式とか。スワローズTVが来年も続くなら、そちらにも時々は出演を。
それから、わたしは磯山さんを優勝のビールかけに是非参加させてあげたいので、
今から根回しをしておいて下さい。まあ、いつ優勝か、というのが問題ですが……。
でも、プレーオフ制度も始まるというし、ほとぼりが冷めない2年くらいのうちにね。

拘束時間が長いこういう仕事で、(画面に映っている時間は短いけれど、声だけでもでずっぱりですもんね)
いつも元気でいるのは大変だったと思います。でも「いつも明るく元気」でしたね。
華として明るく元気でありつつ、番組進行にも役割を担いつつ、タレントとして自分も見せなければならない……
3役を同時にこなさなくてはならなかったわけですが、今までそれをやってきた根性があるなら
今後も大丈夫でしょう。今まで通り、笑顔と誠実さでがんばって下さい。
お疲れさまでした。

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