野球が終わると、次はあっという間にフィギュアスケートなんですねえ。
まあ、棲み分けがうまく出来ていてけっこうなことだ。
春から秋は野球、冬はスケートさっ。
昨シーズンの荒川静香金メダルの余徳か、今回のアメリカ大会、ちゃんと地上波で放送しましたね。
めでたい。去年はスケートアメリカ、放送なかったんですよ。けっこう口惜しい思いをした。
見たかったので。たしか高橋大輔が優勝……したんじゃなかったかな?恩田選手も出たと思ったんだが。
ちょっと記憶に自信ないけど。
それはそれとして、安藤美姫、復活おめでとう。
いい滑りだった。特にSPは感動的な出来だった。身体全体を使って、すごく大きな表現だったよ。
表情も良かった。ストレートラインステップの部分は、特に心が感じられたなあ。泣けた。
ジュニアから上がって来た頃は、あのぽんぽんというジャンプが好きで、応援していたんだが。
ただその後、変な風にブームになっちゃったでしょ。変に祭り上げられた感じで。
本人の責任ではないだろうが、個人的にそれでかなり引いてしまっていた。
しかし今回、しっかり作って来ましたねー。去年の「もうどうしたらいいかわからない」
という頼りない表情とは雲泥の差ですよ。
出来るだけのことはやってきた、というのが顔に表れていた。ああいう面構えの人なら
ぜひ応援したくなる。苦労を乗り越えて来た、いい顔だった。
今後とも、ああいう顔でお願いしたい。
浅田真央三位は……わたしは却ってほっとした。
彼女の場合、非常に順風満帆で来てるから、怖いもの知らずという部分があるんだと思う。子供の強さ。
(まあまだ十六歳なんですから、子供で当然なんだけど。)
でもああいう競技者の最終的な武器は精神力だから、
あまり遅くならないうちに挫折を知って、それを糧にして欲しいと思っていた。
今回のフリーの失敗は、そういう意味ではかなり有効に働くと思う。
序盤で、見せ所であるジャンプを失敗した時に、演技的にも精神的にもどうやって立て直すか。
今後、そういう部分を強化することが課題としてはっきり現れたわけだから。
浅田舞さんも健闘した。以前にも思ったが、この人も、こんなに選手層が厚い時じゃなかったら、
国内表彰台は常連だろう。残念ながら、美しさはあれども技術的な部分で少々弱いので、
他と比べると多少迫力不足に感じるのは否めないが、それでも自分の方向を見失わずに
しっかりと立ち向かっていって欲しい。
雰囲気が優雅なので、優しい感じの振りつけが似合うのかと思いがちだけど、
実はきりっとした振りつけの方が合うんじゃないかと感じた今回のSPだった。
そして織田、これも良かった。思わず「でかした!」と声が出る。
彼も上手くなりましたね。スピンきれいだったなあ。
少し大人顔になって、おお、と思うくらい良い表情をしていた。
行きますかね?世界の表彰台を争う場所まで。まだプルもいるし、そう簡単なことではないだろうけど。
ついでに言えば、コメンテイターとしての荒川静香さんは余裕で合格。
喋り方に説得力があるので、聞いていて非常に安心できる。すごく向いてると思いますね。
解説者として、現状では佐藤有香さんがベストだが、近いうちに、解説:荒川静香もありかな?
そして、来週はスケートカナダだそうです。目白押しですね。
こちらには恩田と高橋が出るそうな。これも楽しみ。
あとは村主と中野友加里と。新人で出て来る人もいるだろうし。
わたしが目をつけている無良君はまだジュニアなのか。
さーて、これからはフィギュアだ!
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