2006-09

◆美しいもの。

◆ 尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」のこと。(NHK「美の壷」より)

この作品、以前から何となく違和感を持っていた。今回テレビ画面で見て、ようやく何が気になっていたのか言葉になった。……この橋、どうにも武骨過ぎませんかね。そりゃねー。全てを蒔絵でケンランゴーカに飾ったら、ただの箱でしかなかったかもしれない。ア...
ヤクルトスワローズ

今日は久々に。

スワの試合を見ました。(もちろんテレビで。)今日の試合はさくさくっと、実に気持ちに負担のない勝ち方でしたねえ。序盤にこんこ~んと2ラン2本。相手の反撃もソロホームラン1本に抑え、先発ゴンザは全く危なげの無い投球。完投して110球なんて、スワ...
◇読んだ本の感想。

◇ ミルハウザー「三つの小さな王国」

「エドウィン・マルハウス(以下略)」から始まって、「マーティン・ドレスラーの夢」「バーナム博物館」「イン・ザ・ペニー・アーケード」「三つの小さな王国」と、一応図書館にある本を読み終わり、ミルハウザーは以上で読了~。ふへー。大した感想もないけ...
東北楽天ゴールデンイーグルス。

久々にフルキャストスタジアムへ。

今期最後の観戦に行って来ました。今年はあんまり行かなかったなー。去年は8回だったけど、今年は4回か5回しか行ってない。それも2回はスワの応援だから、楽天を応援したのは2回、あるいは3回だ。いや、それにしても球場というのはいいねえ。何度足を運...
◇読んだ本の感想。

◇ 庄野潤三「貝がらと海の音」

庄野潤三。全く聞いたことがなかった。最初に読んだのは「夕べの雲」、これはとある書評家が熱く薦めているのをネット上で見たから。庄野潤三を語る、そのうっとりとした口ぶりが微笑ましく、「そこまで言うなら読んでみましょう」という気分になった。……読...
◆美しいもの。

◆ せんだいメディアテークについての長い長い話。(その6)

7.と、まあ結局のところ。せんだいメディアテークは気に入っているのだ。あの場所にある建物に求められる役割を過不足なく果たしている、というような気がする。存在がちゃんと活かされた建物。ニュートラルであることが(たとえイメージ上であっても)付加...
◆美しいもの。

◆ せんだいメディアテークについての長い長い話。(その5)

6.図書館部分についてしかし、図書館としてはどうか、という話は個人的に避けて通れない。数年を経た今、「メディアテークは建物として面白い」と実感出来ているので全体としては好きなんだけど。しかし図書館としてだけみるのなら……不満はある。建物とし...
◆美しいもの。

◆ せんだいメディアテークについての長い長い話。(その4)

5.アイキャッチについて(後編)。その踊り場からさらにエスカレーターを進むと、2階に出る。このエスカレーターに乗っている間も目を楽しませる物がある。それは正面に徐々に現れてくる、定禅寺通りの欅の緑。ここで、建物の前面を総ガラスにしたのが活き...
◆美しいもの。

◆ せんだいメディアテークについての長い長い話。(その3)

4.アイキャッチについて(多分前編)数年前から、月に2、3回メディアテークの図書館を利用している。百数十回は利用していることになるが、それでも行くたびに何となく感心している。これはなかなかすごいことだと思う。普通は、飽きる――見慣れて感動が...
◆美しいもの。

◆ せんだいメディアテークについての長い長い話。(その2)

3.建物の中の散歩。面白くないけれども。……でも歩いているうちに、段々面白くなって来る。曲線で構成される建物は、直線で出来ている建物よりも全体像が予想しにくく、そこはかとなく迷路化する。この曲がった壁に沿って歩いていくと、一体何があるのか?...