2006-04-23

◇読んだ本の感想。

辻邦生「春の戴冠 上下」

この本は「フィオレンツァ」への恋文。学生の頃、故意に読み終えなかった本が(覚えている限り)3冊ある。与謝野晶子訳「源氏物語」、塩野七生「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」、そして辻邦生「背教者ユリアヌス」。この3冊は最後の数ページ...