【くだらない。静かな怒りがもやもやと湧きあがる。(テレビ視聴)】
そりゃー、子供向けだろうさ。なので、いい大人が見て、文句をつける筋合いではないのかもしれない。
が、許せねーなー。このいい加減なストーリー展開。
前作も許せなかったけれど(ジャンボ旅客機を毛利蘭が操縦する奴。ええ加減にせえよ。)
今回もなー。なんでこう「ありえねえだろ!」というアレコレにもっと気を使わないんでしょうね?
虚構には虚構なりの現実があってしかるべき。なのに、なんでその辺をいい加減に扱うかね。
細部で一番気になったのは「ウェルカムパーティに欠席した客はいない」。
ありえねー。流行っている豪華客船だったら、客は千人を超えますよ。
その客全員が参加するはずない。睡眠中の人だって、具合を悪くしている人だって、
パーティがキライな人だっているでしょう。
話の流れのために全員参加にすることにするなら、せめてもう少し言い訳があってもいい。
おおどころでは、毛利蘭があの状況で船に戻ること。あほかっ!!毛利蘭には脳みそはないのか!
あの行動で、純粋さとか優しさを表現しようというのは無理ですからっ!!
単に大馬鹿である。はっきり言って、やばいレベルの馬鹿。
スタッフさー。もう少しまともなストーリーにしようよ。せっかく金かけて、映画を作るんじゃないか。
そりゃ手抜きをしても客は入るし、だったら抜けるだけ手を抜いて、成果だけを求めるというのは
合理的ではあるけれど、……でも物を作るような人が理想を失っちゃお終いだよ。
やっつけ仕事見え見え。わたしは作り手の熱意が感じられる作品が見たい。
さらに求めれば、せっかく映画なんだから、小ネタで終わらないで欲しいんだよ。
もう細切れ感がありあり。何も映画でやらなくったってさ。いいじゃん、テレビでやっとけば。
雑なんだよなあ。話の全部が。もう少し丁寧に作れば。
それから。
わたしはワンパターンの心地良さを一概に否定するわけではないが、毛利蘭の「新一……」は
ええ加減飽きましたけれどもね。まあ、でもこれはしょうがないんでしょうか。お約束ってやつで。
10年、テレビやら映画やらやってるってのはすごいことではあるし、
その部分は目をつぶるべきかな。
でもまあとにかく、くだらないものです。
こういうのを見るたびに、日本のテレビ作品はどうなってしまうのだろうと心配になる。
もう少し良い物を期待するのは無理なのだろうか。
先は暗い。
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