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とりあえずメデタイ。

昨日WBCを見ました。2次リーグ進出、オメデトウゴザイマス。
でもスワの選手たちが、もう少し出てくれると嬉しいなあ。宮本選手も青木選手も、
一昨日の試合では、少ないチャンスで結果を残してくれましたが。
相手としては、今日の韓国が一番強いんでしょうから、締まった試合になるかな?

他のチームはすでに数試合のオープン戦をこなしているのに、スワはまだ一試合ですよね。
この土日も試合がないなんてつまんなーい。早く見たいものです。
……オープン戦といえば、楽天がズタボロで(T_T)。
「わざとやってんのか!?」と思うほど、あきまへん。負けるにしたって、
もう少し何とかなるのではないか……といいたくなる。3敗1分、しかも大量失点。
わたしが今期期待している、朝井投手、渡辺恒樹投手が打ち込まれてしまい、胸がイタイ。
はー、ほんとに大丈夫かなあ、投手陣。昨シーズンはオープン戦の成績はまずまず、
ペナントがボロボロだったので、今回はその逆で行って欲しいものだが……
野村監督もご高齢ですからねー。血圧がすごく心配です。

米野捕手が本の話をしています。「容疑者Xの献身」っていうのがすごく面白かったんだって。
http://blog.yakult-swallows.co.jp/yoneno/archives/2006/03/post_4.html
東野圭吾は今まで2冊読んだことあるんだけれど、それはあんまりぴんと来なかった。
「面白いし、上手いけど」……自分のものにならない、という感じ。
でも、5冊目でようやく「すごく面白い!」と思った宮部みゆきの例もありますから、
(ちなみに5冊目は「ぼんくら」。続編の「日暮らし」もなかなか面白かった)
読んでみようかなあ。あと500冊後くらいになるだろうが。

米野捕手はこんなことを書いています。読んで微笑ましいと思った。

>1600円でこんなに楽しませて頂いて
>ありがとう ございました。

こりゃ作家冥利に尽きるでしょうねえ。たとえば「いやー、この旨さで1600円は安いよ!」
と客に言われたら、多分愛想のない寿司屋の親父さんでも、心の中ではにやりとするでしょう。
東野圭吾もそんな嬉しさを感じると思う。

ミステリで、わたしが「あっ!」と言わされたのは、後にも先にも

島田荘司「占星術殺人事件」
(この文庫版、表紙イラストと文体が合っていないな……)

占星術殺人事件
占星術殺人事件

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島田 荘司 講談社 (1987/07)売り上げランキング: 16,476

これは、実際に「やられた!」と叫んだ。考えてみれば当然あり得ることなんだけど、
冒頭から醸し出される文章のアヤシゲな雰囲気から、すっかり騙されてしまった。
ミステリは一般的に、あまり文章の力で勝負するジャンルではないけれど、
この作品は、あの冒頭をあのように書き始めて勝ちを取ったな~。

でも、このトリック、金田一何とかというマンガで使われてしまったらしいんですよね。勿体ない。
トリック自体は、たしかに「物凄い!」というわけではないんだけれど、それをあそこまで
文章で持っていくところが凄かったわけで。それをマンガでやられちゃうと、なんだかなあー。
例えていえば、素人さんが手品をやってネタバレしちゃったようなもんです。
その後でプロのマジシャンが同じことをやっても、びっくりはしないでしょう。
先にマンガを読んじゃった人は、ほんとに残念だ。

わたしはミステリが好きですが、ほのぼの系なので、東野圭吾のようなテンポの良さが
好きな人にはお薦め出来るものがないなあ。
一応、綾辻行人の何冊かは「本格推理」的良作だと思うんだが……でも実はそんなに好きではない。
「十角館の殺人」はミステリを読むという意味では読んでいてもいい本だけど。面白いし。

十角館の殺人
十角館の殺人

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綾辻行人よりは有栖川有栖の方が好き。でもこれは、かなりユルイですね。テイストが甘い。
(ユルすぎて駄……けほんけほん、もけっこう多い)
この甘さ、褒めていえば優しさが好きかどうかによるかもしれない。
甘い中で、「学生アリスシリーズ」はわりあいかっちり作ってあると思うけど、
シリーズ1作目が「月光ゲーム」、デビュー作だからちょっとテンポが悪くて読みにくい。
そこさえクリアできれば、2作目の「孤島パズル」、3作目の「双頭の悪魔」は
かなり好きで、お薦めなんだけどなあ。大学生が主人公で、ちょっと青春小説的味わい。
このシリーズは、珍しく買って持っている。

月光ゲーム―Yの悲劇’88
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わたしは「途中で止められる小説は大して面白い小説ではない」と思っているので、
小説は基本的に1冊読みきるつもりで読み始めます。ミステリなんかは特にそうでしょ。
途中で止まったかどうかが面白いかどうかのバロメーター。面白ければ、
中断せざるを得ないはめになったとしても、どうしても手が出るものです。
なので、寝る前に本はほぼ欠かせませんが、小説は読めませんね。万が一面白かったら、
睡眠時間が足りなくなるのは必至ですから。

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すみません、正直に言いますが、古田PMのブログ本、数日前に初めて読みました。
……立ち読みですが(^_^;)。写真がかっこよかったー。
文庫本になったら購入させていただきます……

スワの皆さん、キャンプお疲れさまでした。

<古田敦也公式ブログ>
http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/2006-02-21

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