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<マジック・キッチン 魔幻厨房>

【ほのぼの、ゆるゆる。】

ま、企画としてはアイドル映画らしいんで……こんなものでしょう。
F4という台湾の……(不明。アイドル?役者?歌手?)ユニットの企画もの。3本のうちの1本。

面白かったですよ、そこそこ。ほのぼのラブコメを期待して、その期待は裏切られなかったから。
映画として力作かというと全然そんなことないけど、力入った映画ばっかり存在しても疲れるし。
でも友達に薦めるかというと、そこまでの魅力はないなあ。

話に背骨はないけど、役者がみんなチャーミングでした。演技力がどうとかいうよりチャーミング。
特にヒロインのサミー・チェンが。彼女が自然体で演じていたし、女友達との関係も、
楽しく、それっぽく描かれていたと思う。
正直に言うと、アンディ・ラウを見に行ったのだが、予想よりも出番が多くて満足。
……というか、そのF4の彼、影薄くない?主役は女性で、F4の彼は彼女が経営する
レストランの従業員、アンディ・ラウは彼女の元彼、他に男女が数人出てきて
ハレタホレタのドタバタをするんだけど……F4の彼は登場人物のインパクトとしては
5番目くらいだなあ。わたしはいいんだけど、これでファンは納得するんだろうか。

冒頭、舞台が日本だったのが面白かった。ごくごく微妙に「外国人が見る典型的日本人」の
造型を感じたところもあったけど、でも冷静に判断すると、それは妥当なんだな。
文句も言えない。でも屋台のラーメン屋の親父は全くの等身大で良かった。
……多分、この日本ロケって「イニシャルD」のロケのついでにやったんだと思うね。
でなければわざわざ日本を舞台にしなくても出来たし。
でもおおむねきれいに撮られてました。外国人の目から見た日本というのも愉しい。

映画の中に出て来るあの脚本家、好きだったけど、なんで出てきたのかわからん。
いなくても良かったような。
あ、それから神学生の男!あれこそなんでいるのかわからん。出て来るたびに笑ってしまった。
プライベートレストラン、という設定が最初わからなかった。そこでちょっとつまづいた。
でも食べる側とすれば普通のレストランの方が気楽ですね。
はるか昔行ったことあるけど、慣れない形態だったので落ち着けなかった。

しかしパンフレット1000円というのは少々不満だった。
わたしは別にF4のファンというわけではないので、メンバー三人の顔写真入りの
クリアケースをもらってもちっとも嬉しくない。しかも、パンフレットそのものが
(3本の映画をまとめて作っちゃってるし)内容が死ぬほど薄いので更に不満。
買わなきゃ良かった。……と思った。
でもなんで4人のユニットなのに、映画3本で3人しか出演してないのだろうか。疑問。

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